シャワーヘッドの水漏れは、単なる部品の劣化だけでなく、シャワーヘッド自体の寿命が近づいているサインであることもあります。何度修理しても水漏れが再発したり、他の不具合も併発したりする場合は、修理よりも本体の交換を検討する時期かもしれません。まず、**「修理してもすぐに再発する」**水漏れは、交換時期の明確なサインです。例えば、パッキンを交換しても数ヶ月でまた水漏れが始まるようなら、それはパッキンだけの問題ではなく、シャワーヘッド本体の材質や構造自体に劣化が進んでいる可能性が高いです。特に、プラスチック製のシャワーヘッドの場合、長年の使用で素材自体が硬化したり、目に見えないひび割れが生じたりしていることがあります。次に、**「水漏れ以外の不具合も同時に発生している」**場合です。例えば、水漏れだけでなく、シャワーの水圧が著しく低下したり、シャワーヘッドから出る水の勢いが部分的に弱くなったりする、あるいは水温の調整が不安定になるなどの症状が見られる場合は、ヘッド内部の広範囲な劣化や、カートリッジなどの主要部品の寿命が考えられます。これらの複合的な問題は、部分的な修理では解決が難しいことが多いです。また、シャワーヘッドが**「製造から10年以上経過している」**場合も、交換を検討する目安となります。一般的に、水回りの製品の寿命は10年程度と言われており、この時期を過ぎると部品の劣化が全体的に進み、修理をしても次々に別の不具合が発生する可能性が高まります。新しいシャワーヘッドは、節水機能や水流の種類が豊富で、より快適なバスタイムを提供してくれるでしょう。修理費用がかさむ前に、賢い交換の選択肢も視野に入れることが大切です。