自分でできるトイレの臭いチェックリスト
トイレから原因不明の下水臭が漂ってきた場合、慌てて専門業者を呼ぶ前に、自分で試せるいくつかの簡単な確認作業があります。このチェックリストを順番に実行することで、原因を特定できるかもしれません。まず第一に、便器の奥にある水たまり、「封水」の水位を確認しましょう。普段より明らかに水かさが低い場合は「封水切れ」が原因です。バケツやペットボトルで水をゆっくりと便器に注ぎ、いつもの水位まで戻して数時間様子を見てください。もし長期間留守にしていた後の臭いであれば、単なる水の蒸発が原因なので、これで解決するはずです。次に、トイレタンクの蓋を慎重に開けて、中の仕組みを確認します。タンク内で「補助水管」と呼ばれる細いチューブが、オーバーフロー管から外れていないか見てください。この管が外れていると、水を流した後に便器へ十分な水が供給されず、封水が不足することがあります。正しい位置に差し直しましょう。さらに、換気扇の動作もヒントになります。換気扇を回した時に特に臭いが強くなるように感じる場合は、排水管内の気圧が関係している可能性があります。換気によって室内の気圧が下がり、その力で封水が排水管側へ引っ張られているのかもしれません。この場合は一時的に窓を開けて室内外の気圧差をなくし、臭いの変化を確認してみましょう。これらの基本的なチェックを行っても全く改善しない場合は、便器の設置不良や配管トラブルといった、専門的な知識と技術が必要な問題が考えられるため、無理せずプロに相談することが賢明な判断です。